Kiryu
Version 1.1.0
公開:2009-07-05
更新:2009-07-22
KiryuはBonanzaを搭載した対局将棋プログラムです。Bonanzaは保木氏が開発したプログラムで、第16回世界コンピュータ将棋選手権(2006年)において、初登場でいきなり優勝しました。ソースコードを公開して下さったことに感謝しつつ、Macユーザーにも使えるようにしたのがKiryuです。Bonanza自身はGUIを持たないので、簡単に遊べるようにCocoaでGUI部分を作りました。将棋の思考部分はBonanzaをそのまま(バージョンは4.1.2)使わせてもらっています。
下図はKiryuのスクリーンショットです。現在の棋力は素人の私には判断できないので、みなさんがそれぞれ実際に動かして試してみて下さい。
利用条件
無料で使えます。つまりフリーウェアです。ただし、許可無く再配布しないで下さい。決まり文句ですが、動作の保証はしませんし、使用によって生じた損害については責任を負いかねます。自己責任においてお使い下さい。しかし、不具合が見つかった場合は連絡して頂けると助かります。その際はAboutページからメールを送るか、Blogへコメントして下さい。
動作環境
OSはTiger (10.4)以降。Intel Macのみサポート。動作確認はMac OS X 10.4.11, 10.5.7で行っています。約300MBの空きメモリーが必要です。従って1GB以上の搭載メモリーを推奨。
バージョンアップの内容
v1.0はとにかくBonanzaをMacで使えるようにするのが目的でしたが、今回は初心者、海外向けの機能を追加しました。アップデートの内容は以下の通りです。
- 駒落ち(7種類)対局の追加
- アルファベットを使った駒の追加
- 持ち駒が打てない理由を表示(二歩、打ち歩詰めなど)
- その他の細かな改良
- バグ修正
ダウンロード
下のボタンをクリックしてダウンロードして下さい。Javascriptが有効になっている必要があります。ダウンローダーソフトやプラグインは使わないで下さい。
インストール
ダウンロードしたファイルはZip形式で圧縮されています。ダブルクリックで解凍した後、適当なフォルダーへ移動させて下さい。解凍後のサイズは181.5MBです。古いKiryuは必ず削除して下さい。新しいバージョンで保存したファイルは、古いバージョンでは読めません。
使い方
ここでは将棋のルールなどには言及しません。Kiryuの使い方のみ簡単に説明します。
Kiryuを起動(少し時間がかかります)した後、ツールバーの「対局開始」をクリックすると、以下のウィンドウが表示されます。
これで先手、後手やゲームのレベルを設定します。レベルは「持ち時間」と「一手の時間」で決めます。「持ち時間」は一局の総考慮時間です。この時間が長いほどBonanzaは強くなりますが、これを設定すると序盤から長考する傾向(序盤定跡から外れた場合)があるので、しばらくは0のまま対局して様子をみて下さい。持ち時間を使い切ると、「一手の時間」で設定された時間内に手を打つようになっています。
駒落ちの設定もできます。駒を落とす側を決め、駒落ちの種類を選んで下さい。駒を落とした方(上手)が常に先手です。初心者の方は「6枚落ち」から始めてみて下さい。手数がかかってもBonanzaに勝てるでしょう。
OKボタンをクリックすると対局が始まります。
駒の移動はマウスで駒をドラッグすることで行います。初期設定では駒をクリックすると移動可能な箇所に白丸が表示されるようになっています。相手の駒をクリックしても表示されるので、駒の利きを確認するのに使って下さい。持ち駒も同様にドラッグして駒を移動させますが、打てる場所の表示はされません。もし、考慮時間が過ぎてもBonanzaが次の手を指してこなかったら、ゲームメニューの「応答をチェック」を試してみて下さい。
ツールバーの「待った」で自分の指した直前の手を取り消すことができます。「投了」はつまり「参った」ということで、これ以上やっても勝ち目がないときに使います。
環境設定は見てもらえばだいたい分かると思います。「AIのスレッド数」はBonanzaの思考をいくつ並列に行うか、ということです。並列数が多いほど原理的にはBonanzaは強くなります。ただし、Bonanzaが次の手を考えているときに出力する情報をKiryu側で解析しているのですが、これが意外とCPUを使ってしまうため、Dual Coreのときはスレッド数を1に固定しています。「序盤定跡をせばめない」は、チェックを外すとよく使われる定跡だけをBonanzaが指すようになります。この2つの設定は、変更後すぐには反映されません。新規に対局を開始したときか、保存したゲームを再開するときに反映されます。
将棋初心者の方は以下のサイトを参考にして下さい。探せばもっと色々なサイトが見つかるはずです。

